人が見ることができるすべてのものが、同じできごとの影響を受けているように見えるので、ビッグ・バンが広大な領域に影響をおよぼしているということは、周知の事実です。
しかし凝集し、密集するようになる前に、物質はより均質に流れるようになるので、それぞれの原子は容易に影響をうけます。
あらゆる場合において、最初に生じたものが、凝集するか、あるいは最初に運動するので、この状態は後に続くもののための場を設定します。
爆発は、すべての方向に物を送りだすので、外へと向かう運動はすみやかにおこり、背後に存在する他のどのような物質をも抑制しません。
したがって、周囲の物質が背後に押され、ビッグ・バンの中央部のより近い場所に存在する物質は、ついに背後から押すものがないことに気づくでしょう。
中央部は真空となり、それゆえに内と外が裏返った状態から、近くの物質は、他のあらゆる場所で遭遇する密集状態から逃れるために、この空間に戻りはじめます。
このように物質が反転して戻ってくる際、この密集体を均一化しようと試みながら、他の物質と相互に影響しあいます。
均質な物質のどのような運動でさえ、また運動中の単一の原子より小さいレベルの素粒子でさえ、どのような方向にも動く際に生じる圧力により、★ジグザグ型の軌跡を生じます。
どちらの側にも不均衡なジグザグ型が生じるので、その流れは、回転が発生するように、環状運動となり、右方向への、もしくは左方向への急な方向転換は、単なる行ったり来たりの動きではなく、★曲線をえがくようになります。
ビッグ・バンから銀河系が形成されるのにかかる期間に、中央部での運動が、いたるところで、運動に影響し、落ち着かせるのに十分長い期間、物質は流動的となります。
これは、ここかしこで、個々のあるいは局所的な劇的状況の形態をとりますが、★銀河系の互いに同調した回転は、ビッグ・バンから出現した噴出物の流動性の無言の目撃者として存在し、私たちが小さな物質と称する、暗黒物質（ダーク・マター）と呼ばれるものの範囲まで、人類が少しも理解していない方法で、宇宙をともにむすびける接着剤として存在します。。